デポ剤(持効性注射剤)
デポ剤とは、注射剤の一種である。体内に投与後、薬効成分を少しずつ放出し続けるため、作用が長時間持続するメリットがある。持効性注射剤ともいわれる。
デポ剤は油に薬効成分を溶かして作られる。筋肉注射、もしくは皮下注射によって投与され、注射する部位は殿部であることが多い。注射後、薬効成分が少しずつ体内に溶け出すため、薬の効果自体は2~4週間続く。経口薬と比べて服薬の頻度が格段に減るため、薬を飲むことを忘れがちな患者や拒薬傾向がある患者への投与に向いている。また、投与できる薬の量が内服薬よりも多いため、内服薬だけでは十分な効果が得られない患者にも投与される。
日本で使われているデポ剤は、主に統合失調症の治療薬である。また、ホルモン剤としてもよく使われる。
- カテゴリ:
- 業界用語・専門用語
お知らせ
夏季休業中のお問い合わせについて
Answersとは
Answersは製薬業界専門の転職サイト。長年の実績と製薬企業各社との太いパイプを活かし、製薬業界の求人を豊富に取りそろえています。

Answersは東証プライム市場上場の(株)クイックが厚労省の許可を受けて運営しています。