機械的下剤
機械的下剤とは下剤の一種で、基本的には便に含まれる水分を増加させることで、硬くなった便を軟らかくする効果を持つ薬を指す。
下剤には機械的下剤のほかに、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活性化させる効果を持つ刺激性下剤がある。
機械的下剤には、主に以下の3種類がある。
・膨張性下剤
便に水分を吸収させることで軟らかくすると同時に、体積を増やすことで腸を刺激して排便を促す効果を持つ下剤。
・湿潤性下剤
界面活性剤を利用した下剤で、硬い便に水分を浸透させることで軟らかくし、排便を促す効果を持つ下剤。
・塩類下剤
マグネシウムイオンや硫酸イオンなどを含んだ塩類を取り入れた薬で、腸管から吸収されにくいという塩類の特徴を活かした下剤。
腸管に吸収されない水分が腸の内容物(便)に吸収されることで、便が軟らかくなるという効果を持つ。
- カテゴリ:
- 業界用語・専門用語
お知らせ
年末年始休業中のお問い合わせについて
Answersとは
Answersは製薬業界専門の転職サイト。長年の実績と製薬企業各社との太いパイプを活かし、製薬業界の求人を豊富に取りそろえています。
Answersは東証プライム市場上場の(株)クイックが厚労省の許可を受けて運営しています。