下剤(瀉下薬)
下剤とは、便秘の症状を改善するための薬である。また、有害物質の排泄、結腸検査、腹部手術前の処置にも使用されることがある。便秘薬、瀉下薬(しゃげやく)ともいわれる。
下剤は、便秘の症状を根本解決するものではなく、あくまで対症療法の一つである。便秘の原因によっては、下剤の使用によってかえって悪化することもあるので、注意が必要である。
下剤は、薬の効果によって以下の2種類に分けられる。
・刺激性下剤…腸の蠕動(ぜんどう)運動鈍化による便秘に用いる薬。大腸・小腸の粘膜や知覚神経終末に刺激を与えることで、蠕動運動を促す効果がある。
・機械的下剤…便が硬くなってしまったために起こる便秘に用いる薬。腸内で便に水分を加えて柔らかくすることで、排便しやすい状態を作る効果がある。
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