ファーマコゲノミクス(PGx)
ファーマコゲノミクス(pharmacogenomics;PGx)とは、ゲノム情報(遺伝子情報)に基づいた創薬研究のことで、医薬品の作用と患者個人の遺伝子特性との関係性を研究する学問を指す。
ファーマコゲノミクスは薬理学(pharmacology)とゲノム学(genomics)を組み合わせて作られた造語のため、直訳して「薬理ゲノム学」や「薬理ゲノミクス」ともいわれる。
■ファーマコゲノミクスの目的
個々の患者に最適化された医薬品や投薬法の開発。また、ある疾患に共通してみられる遺伝的特徴について研究することでその疾患に有効な薬剤を開発すること。
■ファーマコゲノミクスのメリット
患者個人の遺伝子に最適な医薬品を開発・投与することで、医薬品の効果の向上や副作用の抑制が期待できる。また、効果のない医薬品の投薬がなくなることにより、医療費の削減につながる。
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