調剤報酬明細書
調剤報酬明細書とは、医療機関が保険者に対して発行する、医療報酬の詳細を記した明細書。レセプトと略される。
通常の保険診療の際(自由診療や混合診療を除く)、被保険者は医療費の3割を負担する決まりになっている。そのため、病院側は残りの7割を保険組合側に請求する必要がある。請求書の役割を果たすものが、調剤報酬明細書である。
調剤報酬明細書には被保険者の1ヶ月分の診療情報がまとめられており、患者別に作成された調剤報酬明細書が毎月、国民健康保険団体連合会か社会保険診療報酬支払い基金のどちらかに提出される。
調剤報酬明細書には、以下の3点が記載されるよう義務付けられている。
・患者の個人情報(氏名、性別、生年月日など)
・健康保険への加入情報
・診療詳細(医療機関名、病名、診療点数など)
※診療詳細のなかで傷病名が記載されていなければ、診療報酬は請求できない。そのため、検査のための通院で傷病名が記載できない場合は、被疑傷病名を記載し「○○(傷病名)の恐れ」と書く。
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