アンテドラッグ
アンテドラッグとは、特定の部位でのみ強く作用し、体内に吸収されることで急速に不活性化し、効果を失う薬剤。薬の元々持っている副作用の予防を目的に開発された。薬の分子構造に工夫を加えることで製造される。
アンテドラッグの代表的な薬には、塗り薬としてのステロイド薬がある。
アンテドラッグと同じく薬の分子構造に工夫を加えることにより、部位によって作用の強さをコントロールする薬剤に「プロドラッグ」がある。プロドラッグは体内に吸収されることによって急速に活性化する薬であり、アンテドラッグとは逆のメカニズムによって作用している。代表的な薬にはタミフルが挙げられる。
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