被験薬
被験薬とは治験実施の目的となる、開発中の未承認薬剤。厚生労働省には「治験の対象とされる薬物又は製造販売後臨床試験の対象」と定義されている。
治験で用いられる際には「治験薬」ともいわれる。
二重盲検試験を行う際に用いられる被験薬は、対照薬となるプラセボ(偽薬)や実薬(市販薬)と区別がついてはいけない。そのため「被験薬に酷似したプラセボを治験だけを目的としてつくる」「既に市販されている実薬を用いる場合は、被験薬を実薬に似せるよう加工する」などの加工を行う必要がある。
この際の加工は外見だけでなく、味についても全く同一となるように手が加えられる。
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