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レトロスペクティブスタディ(後ろ向き研究)

レトロスペクティブスタディ(retrospective study)とは、疾病の要因と発症の関連を調べるための観察的研究の手法の一つである。後ろ向き研究、症例対照研究(ケース・コントロール・スタディ、case-control study)ともいわれる。コホート研究と手法・メリットが対照的な研究手法である。

 

■手法
対象疾患の患者を「症例」として1グループにまとめ、続いて「症例」と性別・年齢が似通っている人々を選び「対照」として1グループにまとめる。両グループの生活習慣などをさかのぼって調査、比較し、なぜ「症例」グループの人々は病気を発症し「対照」グループの人々は病気を発症しなかったのかを、仮説を立てつつ研究していく。
公害と発がん性との関連を調べる際などに用いられる手法である。

 

■メリット
・研究期間が短期間で済む

 

■デメリット
・対照を選ぶ際や仮説を立てる際、研究側のバイアスがかかりやすい

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