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忍容性

忍容性とは、薬を患者に投与した際に現れる副作用の程度を示したもののこと。認容性とも書く。医薬品には多少の差はあっても「副作用はある」との考え方が前提となって用いられる用語である。

抗がん剤などの安全性を示すために用いられ、副作用が比較的軽く、患者が耐えられる程度のものであれば「忍容性(認容性)が高い(良い)薬」と表され、反対に副作用が非常に重い場合は「忍容性(認容性)が低い(悪い)薬」と表現される。

忍容性が低い薬物の場合、その薬物が持つ有効性が非常に高いケースを除き、医薬品には向かない薬物だと判断される。