適応拡大
適応拡大とは、各医薬品が効果をもたらすとされている疾患(適応症)の幅を広げること。適応追加、効能追加ともいわれる。適応拡大には、厚生労働省の承認を得ることが必要である。
たとえば、抗精神病薬の「エビリファイ」はうつ病・うつ状態の補助療法に使用する際の有効性と安全性が確認されたことで、2007年に世界で初めて大うつ病性障害の補助療法の適応症を取得した。適応拡大の結果、シェアを大きく伸張することに成功し、現在同剤は世界2位のシェアを占める抗精神病薬に成長している。
上記の例のように、製薬メーカーは適応拡大すれば、該当製品のシェアを伸ばすチャンスになるため、拡大に注力している企業も多い。
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