ファルマ・スニップ・コンソーシアム(PSC)
ファルマ・スニップ・コンソーシアム(PSC)とは、2000年9月に発足したゲノム創薬研究推進のための企業共同体。
製薬協(日本製薬工業協会)に加盟している会社のうち、43社が参加しており、国内にオーダーメイド医療を普及させることが目的である。薬物動態関連遺伝子(体内にある、薬物の代謝や動きに影響を与える遺伝子)の研究を中心に、様々な活動を行っている。
主な活動には、2000年からの3年間に10億円の予算を用いて行われた「薬物動態遺伝子多型の研究」が挙げられる。薬物動態遺伝子が人間の体内に出現する頻度の測定や、出現時の様々な体内機能の分析などが行われた。
こうした研究の結果が、患者それぞれに個人差のある薬効の分析などに繋がり、将来的にはオーダーメイド医療への普及へ通じるとされる。
また、ゲノム創薬研究には欠かせない、検体提供を求める際の同意書・説明文書の作成や、インフォームド・コンセント獲得のための手続きの整備、倫理面のマニュアル作成なども行っている。
- カテゴリ:
- 組織・団体