高額療養費制度
高額療養費制度とは、厚生労働省によって定められた公的医療保険制度のひとつで、医療費が一定額を超えた際に、超過分が厚生労働省から支給される制度。
高額療養費制度が適用される金額は、患者の年齢や所得によって変動する。また「世帯合算」や「多数回該当」などの仕組みを利用することで、最終的な自己負担額はさらに減額される。
・世帯合算…同じ世帯内の負担額を合算し、高額療養費として請求できる仕組み
・多数回該当…直近12か月間で、既に3回以上高額療養費の支給に当てはまる場合、該当月の上限額がさらに引き下げられる仕組み
薬価の高い医薬品を服用する患者にとって、経済負担を減らすことのできる制度であり、製薬企業側にとっても薬の普及を後押しする制度として広まっている。
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