保険診療
保険診療とは健康保険に加入している全ての患者が、どの医療機関であっても同じ内容の診療を、同じ金額で受けることができる仕組みのこと。
1961年に施行された「国民皆保険制度」は、国民全てに平等な医療が行き届くよう定められた制度である。医療行為として行われる技術やサービスには細かく値段が設定されており、それらの合計額と医薬品などを合わせた額が医療費であり、患者の負担額はその医療費の一部となるように設定されている。
自己負担の金額が少ないため、収入の多寡にかかわらず誰もが平等に医療を受けることができるという長所がある反面、「医師が患者一人あたりにかける診療時間が短くなり、治療の質が下がる危険性がある」「保険診療の目的が必要最低限の医療を提供することであるため、その診療内容が患者にとって最善であるとは限らない」といった懸念が存在する。
美容整形や歯列矯正といった、治療の目的が傷病の改善でない場合や、保険診療で適用指定されているもの以外の薬を使用する際は、全額自己負担の「自由診療(自費診療)」で治療を受ける必要がある。
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