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処方箋監査

処方せん監査(処方せん鑑査と表記される場合もあり)とは、医師が作成した処方せんの中身が間違っていないかどうか確認する、薬剤師法によって定められた薬剤師の調剤業務の一環である。
処方せん監査では「処方せんの記載事項に漏れ・間違いがないか」「処方内容が患者にとって適切かどうか(禁忌や重複投与がないか)」の2点を確認する。この2点は、処方せん監査の中の「形式的監査」「処方監査」によって確認される。
なお、処方せん監査の中で疑わしい事項が出た場合は、処方せんの作成者に確認をとることが薬剤師法で義務付けられている(疑義照会)。

■形式的監査(処方せんの記載事項に漏れ・間違いがないか確認するための監査)
必要事項が漏れなく記載されているか、記載事項に間違いはないか、確認を行う。薬を処方してもらいたいために、患者が処方せんを偽造するケースも多いため、漏れや間違いだけでなく、処方せんそのものの真偽の判断も行う。
<確認事項の例>
・医師の名前
・患者の氏名、性別、年齢
・医薬品名、剤形、用法・用量、投与期間

■処方監査(処方内容が患者にとって適切かどうか確認するための監査)
処方履歴や患者の薬歴などから、今回の処方せんで指示されている薬が患者にとって適切なものか確認する。
<確認事項の例>
・患者の薬歴
・重複投与、投与禁忌の有無
・他に服用している薬がある場合は、その薬との相互作用の有無
・アレルギー、副作用の有無

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