MSDとバイエル薬品は7日、高脂血症治療薬「ゼチーア」(一般名・エゼチミブ)とスタチンの配合剤2剤について、日本国内を対象とした共同販売契約を結んだと発表した。MSDが承認取得後、両社で共同販売を行う。
両社が共同販売するのは、エゼチミブとアトルバスタチンの配合剤と、エゼチミブとロスバスタチンの配合剤。アトルバスタチンとの配合剤はMSDが昨年11月に承認申請を済ませており、ロスバスタチンとの配合剤は現在、臨床試験を行っている。
エゼチミブとスタチンは併用されることも多く、両社は「配合剤にすることで利便性が高まり、服薬アドヒアランスの向上が期待できる」としている。
ゼチーアは米シェリング・プラウ(現メルク)が創製した小腸コレステロールトランスポーター阻害薬。日本では2007年に発売され、MSDとバイエル薬品が共同販売を行っている。