病院の薬剤師(院内調剤/病棟薬剤師) 新卒生の27.3%が就職

勤務先
病院
仕事内容
  • 調剤業務(外来患者向け/入院患者向け)
  • 注射剤、混注剤の調剤
  • 医薬品情報の収集・管理・保管(DI業務)
  • 院内の薬品管理
  • 治験への協力
昇格・出世
院内で昇格し薬局長や薬剤部長になる、資格を取得し薬剤師の責任者である管理薬剤師になる、など。
また、専門性が深まる職種のためキャリアアップを目指し調剤薬局から転職する人も多い。
給料レンジ
平均年収300~550万円程度(薬剤部長になると500~650万円程度に)
※夜勤がある場合は別途夜勤手当あり
特徴
  • 業務内容は院内調剤と病棟薬剤師に大きく分かれる(※兼務の場合も有り)
  • 病棟薬剤師であればベッドサイドで患者との触れ合いがある
  • 院内調剤であれば今まさに治療を受けた患者との触れ合いがある
  • 病棟薬剤師は夜勤があるなど帰りが遅い、勤務時間が長くなる場合がある
  • 専門病院に勤務した場合は特定の疾患における専門知識を付けられる
こんな人に向いている
  • 治験や最先端の医薬品をはじめ専門スキルを積みたい人
  • 患者と密に関わりたい人
  • 臨床の現場に近い場所で働きたい人

調剤薬局の薬剤師 新卒生の36.7%が就職

勤務先
調剤薬局
仕事内容
  • 医療機関の医師が出した処方箋を元に薬を調剤する調剤業務
  • 薬の効能や副作用、服用方法などを説明する服薬指導
  • 患者の服用履歴を管理する薬理管理業務
昇格・出世
店長→複数店舗管理やエリアマネージャーなど。興味があれば本社勤務(SV、バイヤー、人事、管理部門など)の道も。
キャリアアップ志向の人は資格を取得し薬剤師の責任者である管理薬剤師になる道もある。
給料レンジ
平均年収400~650万円前後
特徴
  • 調剤薬局は夕方までのところや、深夜まで営業している街中薬局、スーパー・GMS内薬局など多様な業務大系がある
  • そのため毎日早く帰る、より多くの処方箋を扱うなど、働き方を選べる
  • 出産・育児で離職しても復職しやすい(復職実績が多いことに加え、会社によっては復職時の特別研修などが用意されているケースも)
こんな人に向いている
  • 人に何かを「わかりやすく」説明したり教えたりするのが好きな人
  • 几帳面で整理整頓が好きな人(薬の種類を覚えたり管理するのに必要)
  • 地域の人と密接した関係で服薬指導が行える(お薬手帳のスタートやジェネリック切り替えなど調剤薬剤師の役割がここ数年で増えたため)
  • 全国どこにでも調剤薬局は存在するため、将来的に移住が必要になった人が転職する場合も
  • 漢方の調合を行ってみたい人(漢方調剤薬局に限る)

ドラッグストアの薬剤師 新卒生の5.3%が就職

勤務先
ドラッグストア
仕事内容
  • お客さんの症状や希望に合わせた市販薬の紹介と使用方法の指導
  • レジ業務・商品管理
  • その他、処方箋を受け付けているストアでは調剤業務も行う
昇格・出世
ドラッグストアの店長。他にもマーチャンダイザーやバイヤー、管理部門といった本社勤務の道も開けています。
給料レンジ
年収400~700万円程度(勤務先によるが調剤薬局より高めになるケースが多い)
特徴
  • 調剤薬局よりも高収入になるケースが多い
  • 営業時間に合わせたシフト勤務なので夜が遅くなる(22時上がりなど)場合がある
  • ストアによって市販薬(OTC)のみのところと調剤業務も行うところがある
  • 土日が休めないケースが多い
こんな人に向いている
  • 忙しくても収入が多めの仕事に就きたい人
  • 接客が好きな人、店舗の売り上げに貢献したい人
  • 専門性のある仕事にこだわらない人(調剤室のないストアに就職する場合)
  • サプリや雑貨など医薬品以外のものも幅広く扱いたい人
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