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塩野義「ゾコーバ」6~11歳への対象拡大申請/あすか製薬、プロゲスチン単剤の経口避妊薬「スリンダ」発売 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月30日)

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AnswersNews編集部

 

塩野義「ゾコーバ」6~11歳への対象拡大を申請

塩野義製薬は6月30日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ錠」(一般名・エンシトレルビル フマル酸)について、対象を現在の12歳以上から6歳以上かつ体重20kg以上に拡大するための申請を行ったと発表した。あわせて、小児でも服用しやすい小型の25mg錠を新剤形として申請した。対象拡大の申請は、6歳以上12歳未満の小児の新型コロナ患者を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。新型コロナには現在、12歳未満の患者に使用できる経口抗ウイルス薬はない。

 

あすか製薬、プロゲスチンのみの経口避妊薬「スリンダ」発売

あすか製薬は6月30日、経口避妊薬「スリンダ錠」(ドロスピレノン)を発売したと発表した。単剤型プロゲスチン製剤で、合成エストロゲンを含む混合型と比べて静脈血栓塞栓症の副作用リスクが少ない。あすか製薬は2020年にスペインのInsud Pharmaから日本と韓国での独占的開発販売権の許諾を受け、国内開発を進めてきた。

 

日本セルヴィエ「ティブソボ」胆道がんへの適応拡大申請

日本セルヴィエは6月30日、IDH1阻害薬「ティブソボ錠」(イボシデニブ)について、「がん化学療法後に増悪したIDH1遺伝子変異陽性の治癒切除不能な胆道がん」への適応拡大を申請したと発表した。同薬は今年3月、IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病の適応で承認を取得。今月2日に発売した。胆道がんへの適応拡大は、IDH1遺伝子変異陽性で既治療の切除不能または転移性の患者を対象に行った海外P3試験と国内P2試験の結果に基づく。

 

サノフィ、腸チフスワクチン「タイフィム ブイアイ」発売

サノフィは6月30日、腸チフスワクチン「タイフィム ブイアイ注シリンジ」を発売したと発表した。日本で正式承認された腸チフスワクチンは初。2024年6月に承認された。2010年に日本渡航医学会などが厚生労働省に開発を要望し、同省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で医療上の必要性が高いと評価された。

 

サワイ、FrontActの子会社化完了…住友ファーマから全株式取得

サワイグループホールディングス(GHD)は6月30日、住友ファーマの子会社FrontAct(東京都中央区)の子会社化が完了したと発表した。同日付で住友ファーマから全株式を取得した。FrontActは、住友ファーマ傘下で医薬品以外のヘルスケアソリューションの開発などを手がけてきた企業。生体信号処理技術と疾患予測アルゴリズムを使った事業開発に強みを持ち、サワイGHDはデジタルヘルスケア事業の基盤を強化する。

 

メタジェンセラピューティクス、FRONTEOと共同研究

メタジェンセラピューティクスとFRONTEOは6月30日、マイクロバイオームを創薬に応用する共同研究を始めたと発表した。マイクロバイオームサイエンスに関するデータベース情報を、FRONTEOのAI創薬支援サービスを使って解析。腸内細菌の作用や、疾患との関連性の探索手法の開発、マイクロバイオーム創薬への応用可能性などを検証する。

 

興和「グラアルファ」シンガポールで承認

興和は6月30日、緑内障・高眼圧症治療薬「グラアルファ配合点眼液」(リパスジル塩酸塩水和物/ブリモニジン酒石酸塩)について、シンガポールで承認を取得したと発表した。同薬は、世界初のRhoキナーゼ阻害薬とアドレナリンα2受容体作動薬の配合点眼薬。海外ではすでにタイで承認を取得しており、興和はさらなる海外展開を検討している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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