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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年8月30日)

更新日

 

アストラゼネカの新型コロナ治療薬「エバシェルド」が特例承認

厚生労働省は8月30日、アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症治療薬「エバシェルド筋注セット」(一般名・チキサゲビマブ/シルガビマブ)を特例承認したと発表した。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を標的とする2種類の抗体医薬を併用する薬剤で、治療と発症抑制の両方に使用できる。感染者を対象とした臨床試験では重症化や死亡のリスクを50%抑制した。

 

大鵬、GIST治療薬「ジェセリ」発売

大鵬薬品工業は8月30日、経口HSP(Heat Shock Protein)90阻害薬「ジェセリ錠」(ピミテスピブ)を発売したと発表した。適応はがん化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍(GIST)。同薬は大鵬が創製した化合物。HSP90を阻害し、がんの増殖や生存に関与するKIT、PDGFRA、HER2、EGFRなどのタンパクを不安定化させ、減少させることで抗腫瘍効果を発揮する。薬価は40mg1錠6265円で、ピーク時の売上高予測は1億円。

 

ファイザーの新型コロナワクチン、小児の追加接種が承認

ファイザーは8月30日、小児用新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」(コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン)について、追加接種に関する承認を取得したと発表した。同ワクチンは今年1月に初回免疫(1回目、2回目)を対象に特例承認を取得していた。

 

抗てんかん薬「フィコンパ」注射剤を申請

エーザイは8月30日、抗てんかん薬「フィコンパ」(ペランパネル)について、注射剤を申請したと発表した。同薬はエーザイが創製。グルタミン酸によるシナプス後膜のAMPA受容体を阻害し、神経の過興奮を抑制する作用を持つ。国内では錠剤と細粒剤が承認されている。注射剤の追加で、手術時など経口投与できない状況でも治療を継続できるようにする。

 

第一三共「ヴァンフリタ」AML1次治療への適応拡大を申請

第一三共は8月30日、FTL3阻害薬「ヴァンフリタ」(キザルチニブ)について、国内で「FLT3-ITD変異を有する急性骨髄性白血病(AML)の1次治療」への適応拡大を申請したと発表した。国内では2019年に「再発または難治性のFLT3-ITD変異陽性AML」の適応で発売。1次治療の適応では今月、欧州でも申請を行った。

 

ブリストル、名古屋大と戦略的提携

ブリストル・マイヤーズスクイブは8月30日、名古屋大大学院医学系研究科と戦略的提携を結んだと発表した。提携は、学術機関や大学と協力して研究やデータ生成に取り組む米ブリストルの研究プラットフォーム「グローバル・エキスパート・センター・イニシアチブ」の一環。欧州など世界10カ国から約20の研究機関が参画しており、日本では名古屋大が初めてとなる。具体的な協業の範囲については今後、両者で協議する。

 

ノーベルファーマ、シロリムス局所ゲル製剤を米国で発売

ノーベルファーマは8月30日、mTOR阻害薬シロリムスの局所ゲル製剤「HYFTOR」について、米国で結節性硬化症に伴う顔面血管線維腫治療薬として発売したと発表した。ノーベルファーマにとっては初めて海外で販売する製品。同疾患では、米国に4万人の患者がいると推定される。日本では「ラパリムスゲル」の製品名で2018年に発売した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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