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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年10月12日)

更新日

 

「キイトルーダ」トリプルネガティブ乳がんへの適応拡大申請

MSDは10月12日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、「ホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がん」への適応拡大を申請したと発表した。申請は、手術不能または再発のトリプルネガティブ乳がんを対象に行った臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。免疫チェックポイント阻害薬では、中外製薬の「テセントリク」(アテゾリズマブ)が昨年、トリプルネガティブ乳がんの承認を取得している。

 

杏林、免疫調節薬「KRP-203」の知財をアイルランド企業に譲渡

キョーリン製薬ホールディングス(HD)は10月12日、子会社・杏林製薬が創製した免疫調節薬のスフィンゴシン1リン酸受容体アゴニスト「KRP-203」の知的財産などを、Priothera(アイルランド)に譲渡すると発表した。杏林は、同薬の開発・販売などに必要な特許や原薬などをPriotheraに譲渡し、対価として同社の株式などを受け取る。同社は今後、急性骨髄性白血病で開発を進めていく予定。日本と韓国での開発・販売権は杏林が留保する。

 

日医工、コンプラビンAGでサノフィと販売契約

日医工とサノフィは10月12日、抗血小板剤「コンプラビン」(クロピドグレル硫酸塩/アスピリン)のオーソライズド・ジェネリック(AG)「ロレアス配合錠『SANIK』」について、日医工が独占販売する契約を結んだと発表した。同剤は日医工サノフィが承認を取得。発売は今年12月を予定している。

 

富士フイルム 骨補填材「FF-37101」の臨床試験を欧州で開始

富士フイルムは10月12日、開発中の骨補填材「FF-37101」について、歯科・口腔外科領域での臨床試験を欧州で開始したと発表した。同材は富士フイルムの人工タンパク質を応用したもので、歯科インプラントの土台となる歯槽骨を再建するのに使用。これまでの骨補填材では難しかった、骨再生の促進と骨形成のスペース確保を両立できると期待される。

 

糖尿病市場、28年に5900億円規模に…富士経済予測

富士経済は10月9日、国内の糖尿病治療薬市場が2028年に5918億円(19年比7.4%増)になるとの予測を発表した。患者数の増加で市場は拡大するが、長期的には後発医薬品の普及で縮小傾向となるとしている。一方、糖尿病合併症領域の市場は28年に481億円と19年の4倍になると予測。2022年ごろまでは市場が縮小するが、心血管イベントや心不全に対する新製品が登場して拡大に転じると予想している。

 

テラ、慶応大と腫瘍浸潤リンパ球輸注療法の製造法で共同研究

テラは10月12日、腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)の製造法の効率化を目指し、慶応義塾大学医学部と基礎研究での共同研究契約を結んだと発表した。TIL療法は、がんに浸潤しているリンパ球を抽出し、がん組織に対して殺傷能力の高いリンパ球へ誘導して体内に戻す治療法。テラは関連研究費を負担し、実用化に向けた課題解決のための研究を支援する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

中外製薬
キョーリン製薬ホールディングス(杏林製薬/キョーリンリメディオ)

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