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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年9月23日)

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「アビガン」新型コロナ治験に成功、10月中にも申請へ

富士フイルム富山化学は9月23日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する効果を検証した国内臨床第3相(P3)試験で主要評価項目を達成したと発表した。同社は試験結果をもとに10月中にも適応拡大を申請する。試験は非重篤な肺炎を有するCOVID-19患者156人を対象に実施。主要評価項目の「症状の軽快かつウイルスの陰性化までの期間」は、アビガン群が11.9日、プラセボ群が14.7日で、アビガンのほうが有意に短かった。

 

アステラス イノベーション早期獲得へ、東大の2拠点と連携

アステラス製薬は9月23日、革新的な新薬や医療ソリューションの創出を目指し、東京大の2拠点と連携協力に関する協定を結んだと発表した。協定を結んだのは、同大ライフサイエンス連携研究教育拠点と同大センター・オブ・イノベーション「自分で守る健康社会拠点」。アステラスは、両拠点の研究者から研究プロジェクトの提案を募集し、協働に向けた議論や協議を行う。疾患の背景にある生物学的メカニズムに関する初期調査から、創薬標的の特定、新薬創製とその検証まで、幅広い段階で提案を募集し、早期段階から研究にアクセスすることでイノベーションの早期取り込みを狙う。

 

アイロムG、先端医療の商業化に向け米国に合弁会社

アイロムグループは9月23日、同社グループで開発している遺伝子治療や細胞治療といった先端医療の商業化に向け、米国の法律事務所Gusrae Kaplan Nusbaum PLLC、広報コンサルティング企業WNBG LLCと米デラウェア州に合弁会社を設立したと発表した。欧米などグローバルでの商業化やライセンスに向け、法規対応、国際マーケティング、販売物流網の整備といった事業基盤の構築を進める。合弁会社の資本金は20万ドル(約2100万円)で、アイロムグループが60%を出資した。

 

シンバイオ「トレアキシン」溶解不要の製剤が承認

シンバイオ製薬は9月23日、抗がん剤「トレアキシン」(ベンダムスチン)の溶解不要製剤が承認されたと発表した。承認された「RTD製剤」は希釈するだけで使用でき、従来の凍結乾燥剤に比べて患者や医療従事者の負担を軽減できる。同社は10分で投与できる急速静注製剤の開発も進めており、2022年下半期の承認を目指している。

 

新型コロナワクチン「COVAX」に156カ国参加

世界保健機関(WHO)などは9月21日、新型コロナウイルスワクチンの国際的な調達の枠組み「COVAXファシリティー」に156カ国が参加したと発表した。2021年末までに20億回分の供給を目指す。米国と中国、ロシアは参加していない。COVAXはWHOとGaviアライアンス、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)が主導。現在、9つのワクチンがポートフォリオにあり、うち8つが臨床試験を行っている。

 

大日本住友、台湾に現地法人

大日本住友製薬は9月23日、台湾に現地法人を設立したと発表した。台湾で同社製品を販売する。アジアでの現地法人設立は中国、シンガポール、タイに続いて4カ国・地域目。アジアでのさらなる事業拡大を目指す。

 

ソレイジア「エピシル」導出先が韓国で発売

ソレイジア・ファーマは9月23日、口腔創傷被覆保護剤「エピシル」について、導出先の韓国サイネックスが同国で販売を開始したと発表した。日本では2018年からMeijiSeikaファルマが、中国では2019年から香港のリーズ・ファーマシューティカルが販売している。

 
【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】

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