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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年6月4日)

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ブロモクリプチン、アルツハイマー病で医師主導治験を開始

東和薬品は6月4日、創薬ベンチャーのタイムセラと家族性アルツハイマー病へのドラッグ・リポジショニングを研究してきたブロモクリプチンについて、京都大などが医師主導臨床第1/2相試験治験を開始すると発表した。ブロモクリプチンはパーキンソン病などの治療薬として販売されており、京都大iPS細胞研究所の探索で家族性アルツハイマー病の治療薬候補化合物として見出された。東和とタイムセラは、19年に結んだ共同研究開発契約に基づき、適応取得を目指した共同研究を実施。東和は医師主導治験に治験薬を提供する。

 

大日本住友「ラツーダ」国内で11日に発売

大日本住友製薬は6月4日、抗精神病薬「ラツーダ」(一般名・ルラシドン塩酸塩)を日本で11日に発売すると発表した。適応は「統合失調症」と「双極性障害におけるうつ症状の改善」。薬価は20mg1錠178.70円、40mg1錠328.90円、60mg1錠469.90円、80mg1錠493.40円で、ピーク時に61億円の売り上げを見込む。同薬は大日本住友の主力品で、2020年3月期に北米で1895億円を売り上げた。

 

エーザイ「のうKNOW」を美容室に展開

エーザイは6月4日、認知機能をセルフチェックするためのデジタルツール「のうKNOW」(ノウノウ)を、ユーフォリオが運営する定額会員制美容室アティーナで展開すると発表した。美容室は繰り返しの来店が見込めるため、定期的な認知機能のチェックとその後のフォローが期待できるという。今後は、介護施設やフィットネスクラブなどにも展開し、認知機能チェックの習慣化を推進したい考え。

 

富士フイルム 再生医療のリジェネフロと資本業務提携

富士フイルムは6月4日、京都大発再生医療ベンチャーのリジェネフロと資本業務提携したと発表した。リジェネフロは、腎臓の修復や再構築が期待できるネフロン前駆細胞をiPS細胞から作製することに成功。作製した細胞を使った腎疾患の再生医療等製品と、毒性スクリーニングのための創薬支援細胞を研究開発している。富士フイルムは、リジェネフロに1億円を出資するとともに、同社が開発する再生医療製品の開発・製造受託と創薬支援用細胞の販売に関する優先交渉権を獲得した。

 

共和薬品とFRONTEO、認知症診断支援システムで正式提携

共和薬品工業は6月3日、FRONTEOと認知症診断支援AIシステム(医療機器)の開発・販売で事業提携契約を結んだと発表した。同機器は、RONTEO独自の自然言語解析AI(人工知能)を使い、患者と医師の5~10分の会話をもとに認知機能障害の有無を判定するシステム。世界に先駆けて日本での承認取得を目指している。提携の対価として、共和薬品はFRONTEOに契約一時金と開発・販売マイルストン、売上高に基づくロイヤリティを支払い、FRONTEOは共和薬品に最終製品を供給する。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】

エーザイ
大日本住友製薬

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