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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月3日)

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米ギリアド、がん免疫療法のフォーティーセブンを買収

米ギリアド・サイエンシズは3月2日、がん免疫療法を手掛ける米フォーティーセブンを約49億ドル(約5292億円)で買収すると発表した。買収により、ギリアドはフォーティーセブンのリードプログラムである抗CD47抗体magrolimabなどを獲得。同薬は骨髄異形成症候群と急性骨髄性白血病の適応で臨床第1 相後期(P1b)試験を行っており、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫や濾胞性リンパ腫でも開発している。買収は今年4~6月に完了する予定。

 

武田 ラテンアメリカのノンコア資産、ブラジル企業に売却

武田薬品工業は3月2日、ラテンアメリカで販売する一般用医薬品(OTC)と医療用医薬品18製品をブラジルのHyperaファーマに売却すると発表した。売却額は約8億2500万ドル(約891億円)。20年後半をめどにOTC「Neosaldina」「Dramin」やDPP-4阻害薬「Nesina」などを譲渡する。譲渡対象製品の18年度の売上高は2億1500万ドル。武田はシャイアー買収による負債を圧縮するためにノンコア資産の売却を進めており、今回の売却もその一環。

 

共和とFRONTEO AIによる認知症診断システムで事業提携

共和薬品工業は3月2日、データ解析企業のFRONTEOと、AIを使った認知症診断支援システムに関する事業提携で合意したと発表した。同システムはFRONTEO独自の自然言語解析AIを活用し、患者と医師の5~10分程度の会話から認知機能障害の有無や重症度を判定するシステム。FRONTEOは共和との提携で研究・開発・販売体制を強化し、国内での承認取得を目指す。

 

東邦HD 阪大発の創薬ベンチャーと資本業務提携

東邦ホールディングス(HD)は3月2日、大阪大発ベンチャーのクリングルファーマと資本業務提携したと発表した。同社が開発する脊髄損傷急性期に対するHGF(肝細胞増殖因子)タンパク質性医薬品について、東邦HDが承認後の国内卸売販売流通を引き受ける。あわせて、クリングルファーマの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の2%に当たる3333株を取得した。

 

富士フイルム、米国で治療用iPS細胞の新生産施設を稼働

富士フイルムは3月2日、米国子会社のフジフイルム・セルラー・ダイナミクスが、治療用iPS細胞の生産施設を4日から稼働すると発表した。自社再生医療製品の開発を加速させるとともに、iPS細胞とiPS細胞由来分化細胞の開発・製造受託も行う。富士フイルムは同施設に総額約25億円を投資。大量培養設備や少量多品種培養設備を導入しており、高品質・高効率生産が期待できるという。

 

ニプロ 米国に透析液製造会社を設立

ニプロは3月3日、米子会社のニプロメディカルコーポレーションが、米国の透析液製造・販売会社Dimesol USAの透析液製造事業を昨年12月13日付で譲受し、米国に透析液製造子会社を設立したと発表した。ニプロメディカルはダイアライザや血液回路などの透析ディスポーザブル製品を販売しており、透析液を加えることで製品群を拡充する。

 

武田 中近東・アフリカのノンコア資産売却を完了

武田薬品工業は3月2日、中近東・アフリカで販売していた医療用医薬品とOTC約30製品について、スイスAcinoへの売却が完了したと発表した。売却額は総額2億ドル以上で、売却に伴い270人の従業員がAcinoに移籍する。両社は向こう数年に渡る製造供給契約を結んでおり、武田は引き続き売却した製品を製造する予定。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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