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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年2月7日)

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ヤンセン、日本新薬と「ザイティガ」をコ・プロ

ヤンセンファーマは2月7日、日本新薬と前立腺がん治療薬「ザイティガ」(一般名・アビラテロン酢酸エステル)のコ・プロモーション契約を結んだと発表した。3月2日から両社で情報提供活動を行う。両社は別の前立腺がん治療薬「アーリーダ」(アパルタミド)でもコ・プロを行っている。

 

中外 患者申出療養に基づく臨床研究に薬剤提供

中外製薬は2月7日、国立がん研究センターと患者申出療養制度に基づく研究者主導臨床研究への協力に関する契約を結んだと発表した。同研究は、がん遺伝子パネル検査で遺伝子異常が見つかったものの、既承認薬や治験中の薬剤がない患者に対し、適応外薬による治療を検討するもの。中外はこの研究に複数の分子標的薬を提供する。

 

アンジェス 提携先のがん診断技術、実用化へがん研と共同研究

アンジェスは2月7日、資本提携先のBarcode Diagnostic(イスラエル)が開発したがんの診断技術を実用化するため、がん研究会と共同研究契約を結んだと発表した。Barcode社は、本格的な治療を始める前に、有効性が期待される複数の抗がん剤をごく少量ずつ一度に投与することで、最も有効な抗がん剤を速やかに特定する診断技術を開発している。共同研究では、同技術の評価を行うとともに、実用化に向けた実験的検討を進める。

 

ゼリア「アコファイド」スペイン企業に中南米のライセンス

ゼリア新薬工業は2月6日、自社創製の機能性ディスペプシア(FD)治療薬「アコファイド」(一般名・アコチアミド酢酸塩水和物)について、スペインのFAES FARMAにラテンアメリカ(ブラジル、メキシコなど中南米13カ国)での独占的開発・販売権を付与する契約を結んだと発表した。アコファイドはゼリアが日本で2013年に承認を取得した世界初のFD治療薬。

 

シンバイオ「トレアキシン」自販で22年に売上高100億円

シンバイオ製薬は2月6日、2020~22年の中期経営計画を発表した。21年に始まる抗がん剤「トレアキシン」の自社販売や適応拡大などを通じて、22年に売上高108億1600万円(20年予想は34億400万円)、営業利益14億8200万円(20年予想は50億9000万円の赤字)を目指す。開発中の抗がん剤リゴセルチブは22年第4四半期(10~12月)の承認取得を目指している。

 

アルフレッサ「バイタルバンド」開発のベンチャーと資本提携

アルフレッサホールディングスは2月6日、クォンタムオペレーションと資本提携したと発表した。同社が行った第三者割当増資を引き受けた。クォンタムオペレーションは、健康データを24時間365日取得できる「ウォッチ型バイタルバンド」を開発している。アルフレッサは資本提携を通じてバイタルバンドの製品化を支援するとともに、発売後の流通に関する業務提携に向けた協議を進める。

 

決算

仏サノフィ(2019年12月期、2月6日発表)

売上高361億2600万ユーロ(約4兆3351億円、前期比4.8%増)。喘息・アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント」(20億7400万ユーロ、151.6%増)が伸びたほか、ワクチン事業(57億3100万ユーロ、9.3%増)などが業績拡大に貢献した。20年12月期は調整後のEPS(1株あたり純利益)で5%程度の成長を見込む。

 

米ブリストル・マイヤーズスクイブ(2019年12月期、2月6日発表)

売上高261億4500万ドル(約2兆8760億円、前期比16%増)。抗凝固薬「エリキュース」(79億2900万ドル、23%増)や免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(72億400万ドル、7%増)が伸びたほか、昨年11月に完了した米セルジーン買収も増収に貢献した。20年12月期はセルジーン買収が通期で寄与し、売上高は405~425億ドルと大幅な増収を予想している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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