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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年12月9日)

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ノボ、経口セマグルチドをMSDと共同販促

ノボ ノルディスクファーマは12月9日、2型糖尿病の適応で申請中の経口GLP-1受容体作動薬セマグルチドについて、MSDと国内での販売提携契約を結んだと発表した。ノボが承認を取得後、両社共同で情報提供活動を行う。GLP-1受容体作動薬はすでに複数の注射剤が販売されているが、同薬は初の経口薬(1日1回投与)。米国では今年9月に承認を取得している。

 

富士フイルム富山化学、商業用リポソーム製剤工場が完成

富士フイルム富山化学は12月9日、富山市の「富山第二工場」にリポソーム製剤の新工場が完成したと発表した。国内で初めてリポソーム製剤の商業生産に対応した施設で、来年2月の稼働を予定する。親会社の富士フイルムは現在、抗がん剤ゲムシタビンを内包した「FF-10832」と同トポテカンを内包した「FF-10850」の2つのリポソーム製剤について、米国で臨床第1相(P1)試験を行っている。

 

ファイザー、国内初の「アバスチン」バイオシミラーを発売

ファイザーは12月9日、抗がん剤「アバスチン」のバイオシミラー「ベバシズマブBS『ファイザー』」を発売したと発表した。アバスチンのバイオシミラーは国内初。先行品は▽結腸・直腸がん▽非小細胞肺がん▽卵巣がん▽子宮頸がん▽乳がん▽悪性神経膠腫――の適応を持つが、バイオシミラーは結腸・直腸がんのみ。2通りある用法・用量のうち片方だけで承認された。アバスチンのバイオシミラーは第一三共も承認を取得しており、ファイザーと同じ今年11月に薬価収載された。

 

千寿製薬、緑内障・高眼圧症治療薬「アイベータ」発売

千寿製薬は12月9日、緑内障・高眼圧症治療薬「アイベータ」(一般名・ブリモニジン/チモロール)を発売したと発表した。情報提供活動は大塚製薬と共同で行う。同薬はアドレナリンα2受容体作動薬のブリモニジンを含有する国内初の配合点眼剤で、アドヒアランスの向上が期待される。薬価は1mL456円。ピーク時に19億円の売り上げを予想している。

 

ファイザー「ザーコリ」ALK融合遺伝子陽性患者への全例調査解除

ファイザーは12月9日、抗がん剤「ザーコリ」(クリゾチニブ)について、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんを対象とした使用成績調査(全例調査)の承認条件が解除されたと発表した。日本人2029例の全例調査の集計結果から安全性と有効性が確認され、適正使用に必要な安全対策の措置が講じられていると判断された。新規の症例登録は終了するが、ファイザーは共同販促を行うメルクバイオファーマとともに適正使用推進活動を続ける。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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