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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月26日)

更新日

 

協和キリン 米Ardelyxと共同研究、22億円の出資も

協和キリンは11月26日、心腎領域に強みを持つ米Ardelyxと共同研究契約を結んだと発表した。Ardelyxが見出した2つの標的を対象に、両社で分子標的薬の同定を目指す。共同研究は2年間で、協和キリンは研究費1000万ドル(約11億円)を出すほか、Ardelyxに2000万ドル(約22億円)を出資する。

協和キリンは、同定した候補化合物の開発・販売権取得に関するオプション権を保有。これを行使した場合、Ardelyxに一時金1050万ドル(約11億円)と開発・販売マイルストン最大5億ドル(約545億円)を支払う。協和キリンは2017年にArdelyxからNHE3阻害薬tenapanorを導入。高リン血症の適応で国内臨床第2相(P2)試験を行っている。

 

「アバスチン」「フォルテオ」などのバイオシミラー、27日に薬価収載

厚生労働省は11月26日、バイオシミラー8品目の薬価収載を官報告示した。27日付で収載される。

収載されるのは、▽腎性貧血治療薬ダルベポエチン アルファ(先行品名・ネスプ)=JCRファーマ、三和化学研究所、マイランEPD▽骨粗鬆症治療薬テリパラチド(フォルテオ)=持田製薬▽抗がん剤ベバシズマブ(アバスチン)=第一三共、ファイザー▽同リツキシマブ(リツキサン)=ファイザー▽関節リウマチ治療薬エタネルセプト(エンブレル)=日医工――。「ネスプ」「フォルテオ」「アバスチン」のバイオシミラーは国内初。

 

日医工、エタネルセプトのバイオシミラーを27日に発売

日医工は11月26日、関節リウマチ・若年性特発性関節炎治療薬「エンブレル」のバイオシミラー「エタネルセプトBS『日医工』」を27日に発売すると発表した。共和薬品工業が今年3月に承認を取得したが、安定供給に向けた準備のため5月の薬価収載を見送っていた。日医工は2018年6月に共和薬品から販売権を獲得しており、単独で販売を行う。

 

アステラス「イクスタンジ」中国で承認

アステラス製薬は11月26日、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」(一般名・エンザルタミド)について、転移性去勢抵抗性前立腺がんを対象に中国で承認されたと発表した。対象は化学療法歴がなく、アンドロゲン除去療法が効かない患者。アステラスは同薬を皮切りに中国で複数の新薬を発売し、2020年代後半に中国事業の売上高を2000億円規模に拡大させる方針。

 

アレクシオン「ソリリス」視神経脊髄炎スペクトラムへの適応拡大が承認

アレクシオンファーマは11月25日、抗補体(C5)抗体「ソリリス」(エクリズマブ)について、「視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の再発予防」への適応拡大が承認されたと発表した。抗アクアポリン4抗体陽性の患者が対象。米国でも今年6月に承認されている。

 

ヘリオスの体性幹細胞再生医薬品HLCM051がオーファン指定

ヘリオスは11月26日、開発中の体性幹細胞再生医薬品HLCM051が、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象に希少疾病用再生医療等製品に指定されたと発表した。ARDSは、基礎疾患や外傷などによって免疫系が過剰に誘発され、肺に炎症が起こることで発症する呼吸不全。ヘリオスは2016年に米Althersysから同薬を導入。ARDSのほか、急性期の脳梗塞でも開発を行っている。

 

協和キリン富士フイルムバイオ、新社長に協和キリンの松本CMC開発部長

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは11月26日、協和キリンの松本篤志・生産本部CMC開発部長が来年1月1日付で社長に就任すると発表した。鳥居義史前社長は12月31日付で退任し、協和キリンに異動する。松本氏は1993年に東京大農学部大学院修士課程修了後、キリンビールに入社。2008年から協和発酵キリン(現・協和キリン)の生産本部バイオ生産技術研究所の主任研究員を務め、17年10月から現職。52歳。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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