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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年10月15日)

更新日

 

武田 中近東・アフリカのOTCなど、スイス企業に売却

武田薬品工業は10月15日、中近東・アフリカで販売する一般用医薬品と医療用医薬品の一部を、スイスAcinoに売却すると発表した。売却額は2億ドル以上となる見通し。

売却は来年1〜3月に完了する予定。武田はシャイアー買収による負債を圧縮するため、ノンコア資産の売却を進めている。

 

第一三共 アステラスからアジアで販売中の3製品を譲受

第一三共は10月15日、アステラス製薬がアジア6カ国で販売している3製品を譲受することで合意したと発表した。対象は▽制吐薬「ナゼア」(一般名・ラモセトロン)▽降圧薬「ペルジピン」(ニカルジピン)▽降圧薬「オルデカ」(バルニジピン)――で2019年3月期の売上高は約50億円。第一三共はアステラスに譲受の対価として96億円を支払う。

第一三共は、抗がん剤製品とのシナジーや循環器製品の販売基盤の有効活用を期待している。

 

ステラファーマ、先駆け指定のBNCT用ホウ素薬剤を申請

ステラファーマは10月15日、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素薬剤ボロファランを頭頸部がんの適応で申請したと発表した。

BNCTは放射線療法の1種。投与したホウ素はがん細胞に集まり、中性子線を照射すると放射線を発し、がん細胞を破壊する。同薬は先駆け審査指定制度の対象品目に指定されている。

 

サノフィと科研、クレキサンの販売提携終了へ

サノフィと科研製薬は10月15日、血液凝固阻止薬「クレキサン」(エノキサパリン)の販売提携を年内で終了すると発表した。同薬は静脈血栓塞栓症の発症抑制に用いる薬剤で、2008年にサノフィが承認を取得。10年から科研が販売と情報提供活動を行っている。来年1月以降はサノフィが単独で販売と販促を行う。

 

エーザイ 抗てんかん薬「フィコンパ」中国で承認

エーザイは10月15日、抗てんかん薬「フィコンパ」(ペランパネル)が中国で承認されたと発表した。適応は、12歳以上の部分てんかんに対する併用療法(二次性全般化発作を含む)。同薬はエーザイが創製したAMPA受容体拮抗薬で、中国では優先審査品目に指定されていた。

 

久光、経皮吸収型統合失調症治療薬が米国で承認

久光製薬は10月15日、米国で申請していた経皮吸収型統合失調症治療薬「SECUADO」(アセナピン)が11日付で承認を取得したと発表した。米国で経皮吸収型の統合失調症治療薬が承認されたのは初めて。

 

メディネット 国がんとがん免疫療法を共同研究

メディネットは10月15日、国立がん研究センターと、がん抗原タンパク質の1つHeat Shock Protein105(HSP105)を標的とする新たながん免疫療法の実現に向けた共同研究契約を結んだと発表した。

HSP105は大腸がんや肺がん、膵がんなどほとんどのがん細胞で過剰発現する抗原で、国がんが同定。メディネットが特許を持つHSP105由来ペプチドを用いた医師主導第1相(P1)試験の結果をもとに、共同研究を進めていくという。

 

日立 AIを活用した医療経済評価解析ツールの提供開始

日立製作所は10月15日、AI(人工知能)を使って医薬品や医療機器の費用対効果評価の解析を支援する「Hitachi Digital Solutions for Pharma/医療経済評価ソリューション」の提供を開始したと発表した。日立独自のAI技術によるビッグデータ解析を活用。今年4月に制度化された費用対効果評価制度に伴う業務や、開発戦略立案業務を大幅に効率化することができるという。

 

エルピクセル、脳MRIのAI解析プログラム医療機器を発売

エルピクセルは10月15日、脳MRI画像をディープラーニング(深層学習)で解析し、脳動脈瘤の疑いがある部分を検出する医用画像解析ソフトウェア「エイル アニュリズム」を発売したと発表した。同製品は、脳MRI分野のプログラム医療機器として今年9月に国内で初めて薬事承認を取得。医師のMRI画像読影をサポートすると期待されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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