1. Answers>
  2. AnswersNews>
  3. きょうのニュース>
  4. 製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年8月1日)
きょうのニュース

製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年8月1日)

更新日

 

協和キリン チボザニブの契約見直し、非がん領域の権利を買い戻し

協和キリンは8月1日、同社が創製したVEGF阻害薬チボザニブについて、導出先の米AVEOとの契約を見直し、非がん領域の権利を再取得したと発表した。対象はAVEOがEUSAファーマにサブライセンスした地域以外での権利。

契約の見直しに伴い、協和キリンは一時金2500万ドル(約27億円)とマイルストン最大3億9100万ドル(約348億円)を支払うほか、米国での承認マイルストン1800万ドル(約20億円)を受け取る権利を放棄。協和キリンはさらに、売り上げに応じたロイヤリティも支払う。チボザニブは欧州などで腎細胞がん治療薬として承認されており、ほかにも複数のがん種で開発が進んでいる。

 

クオールHD、医薬品事業に参入…藤永製薬を買収

調剤薬局大手のクオールホールディングス(HD)は7月31日、藤永製薬(東京都千代田区)を買収し、医薬品製造販売事業に参入すると発表した。8月8日に同社の全株式を取得し、子会社化する。買収価格は非公表。クオールHDは現在、調剤薬局事業とBPO事業(CSOなど)を展開しており、医薬品製造販売事業を第3の柱として拡大させる。藤永製薬は1941年設立。抗てんかん薬「ビダントール」などの先発医薬品を扱っているほか、精神科領域を中心に後発医薬品を販売している。

 

MeijiSeikaファルマ、インドネシアで「メイアクト」小児用細粒剤を発売

Meiji Seikaファルマは8月1日、経口セフェム系抗菌薬「メイアクト」(一般名・セフジトレンピボキシル)の小児用細粒剤をインドネシアで発売したと発表した。同薬は1994年に日本で発売。インドネシアでは2004年から錠剤を販売している。

 

マルホ コーセーとOTC・化粧品の合弁会社設立

マルホは7月31日、化粧品大手コーセーと一般用医薬品や化粧品を扱う合弁会社「コーセーマルホファーマ」を設立したと発表した。出資比率はマルホ49%、コーセー51%。マルホが医療用医薬品で培った皮膚科領域のノウハウや、コーセーのマーケティング力などを活かし、コンシューマーヘルスケア製品の企画・開発・販売を行う。

 

決算

協和キリン(2019年1~6月期、8月1日発表)

売上高1514億1600万円(前年同期比12.7%増)、コア営業利益321億5700万円(13.4%増)。18年に欧米で発売したX染色体遺伝性低リン血症治療薬「Crysvita」(134億円)や抗がん剤「Poteligeo」(54億円)が貢献した。今月5日にオーソライズド・ジェネリックを発売する腎性貧血治療薬「ネスプ」は256億円と横ばい。2019年12月期の連結業績予想(売上高3050億円、コア営業利益530億円)は据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

あわせて読みたい

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる

オススメの記事

人気記事

メールでニュースを受け取る

メールでニュースを受け取る

  • 新着記事が届く
  • 業界ニュースがコンパクトにわかる