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製薬業界の職務経歴書の書き方

職務経歴書を書く上でのポイント

職務経歴書は、自分がどんな知識やスキルを持っているのかアピールできる最も有効なツールです。
選考の際は、採用担当者のもとに非常に多くの職務経歴書が集まるもの。
大量の書類の中から「実際に会ってみたい」と思われる職務経歴書を作成するためにも、読みやすく、かつアピールしたいポイントが一目見てわかる書類を作成しましょう。以下の3点がポイントです。

  • 自分の経歴を丁寧に、わかりやすく
  • 枠線や箇条書きなどを用い、読みやすいレイアウトに
  • アピールしたい実績や仕事内容は太字で表記するなど、ポイントが一目でわかるように

ここでは職務経歴書の書き方のコツを、項目ごとに説明していきます。

職務経歴書の書き方ガイド

基本事項

  • パソコンで作成。書式はA4サイズに横書き。
  • 枚数は1~3枚程度。
    経験社数や経験部門が多く、4枚以上になってしまいそうな人は要点のみを押さえ、できるだけ簡潔に。
  • 形式は編年体式か、逆編年体式のどちらかを選択。
    アピールしたい経歴が、一番最初に目に留まる形式を選びましょう。

    ※編年体式……時系列順に職歴を記載する形式。経験社数が1~2社の人におすすめです。
    ※逆編年体式…直近の経歴からさかのぼり、職歴を記載。経験社数が3社以上の人や、1社目が異業種の人に向いています。

  • 日付は、元号(和暦)か西暦のどちらかに統一して記載。
  • 会社名や部署名を書く際は、略さずに全て正式名称で表記する。 <例> ×(株)→○株式会社

1 題名・日付・名前

題名:「職務経歴書」と太字で、1枚目の用紙上部中央に明記。
日付:職務経歴書の作成日ではなく、提出日(郵送の際には投函日、面接で渡す場合は面接日)を記載。
名前:忘れずに記載しましょう。

2 職務略歴

あなたの経歴を一目で把握できるよう、簡潔に記載します。あなた自身の強みやスキルを示す経験(担当領域や担当症例、マネジメント実績など)を盛り込みつつ、今までどんな仕事をしてきたのか説明しましょう。長さは4~5行、多くても7行程度にまとめること。冒頭の項目名は「職務略歴」でなく「要約」としてもかまいません。

<例>

3 職歴詳細

会社ごとに「会社概要・在籍期間」「配属経歴・業務内容・実績」を記載していきます。

「在籍期間・会社概要」

在籍期間・会社名・会社概要(資本金、売上高、所在地、事業内容)を明記。
ただ、会社間の合併や吸収により当時の情報が不明瞭な場合、会社概要は省いてもかまいません。
また、在籍していた会社の名前が何らかの事情で変わった場合は、当時の会社名の後に現社名をカッコつきで記載しましょう。
<例> 山之内製薬(現アステラス製薬)、ゼファーマ(現第一三共ヘルスケア)

レイアウトのヒント

「1行目に在籍期間を書いてから会社名・会社概要を記載する」「項目自体を枠線で囲う」などの工夫により、わかりやすい見た目の職務経歴書を作ることができます。

「配属経歴・業務内容・実績」

「期間(いつ)」「部署名(どこで)」「業務内容(どんなことを)」「実績(どれだけ行ってきたのか)」を時系列で書いていきます。行ってきた仕事の規模や貢献度が伝わるよう、業務内容や実績は細かく記載すること。
担当施設の概要(大学病院や、専門病院など)や担当薬品の名前など、職種によって記載すべきポイントは変わります。いずれの職種の経歴を書く場合も「読んだ人が、自分の働きぶりを具体的にイメージできること」を目標に、内容を組み立てましょう。また、メインの業務以外でアピールしたい実績・経験がある場合は、欄内に「その他の業務」という項目を設けて記載します。

レイアウトのヒント

CRAや学術など、格担当業務の内容や実績を示すための説明が長くなる職種の場合は、表を2つに分けましょう。左欄に「担当業務・プロジェクト名」、右欄に「具体的な内容」を記載すると、読みやすい職歴詳細が作成できます。

<例>

4 保有資格

持っている資格・免許を、取得年月順に記載。今回の転職に関係のある資格(薬剤師資格、MR認定資格など)と普通自動車運転免許を中心に書き、履歴書に記載したものと揃えましょう。
また、TOEIC・英語検定など語学力の証明になる資格は、点数が低い場合書く必要はありません。記入の目安は、TOEICであれば600点以上・英語検定は2級以上です。

5 自己PR

最後のアピールポイントです。自分の強みを端的に述べましょう。
今までの経歴と、応募企業で今後挑戦していきたいことを関連づけて書くと、説得力のある自己PRを作成することができます。内容の組み立てに困った場合は、応募先企業の求人情報を見てみましょう。どんな経験・スキルが求められているのか確認し、それらに合う経験を盛り込んだ内容にするというのも、採用担当者の目に留まる書類を作成するテクニックの一つです。

Answersの転職支援サービスでは、職種別にアピールすべきポイントをまとめ、
採用担当者の目にとまる職務経歴書の書き方をレクチャーしています。
また、応募前の最終添削サービスも無料で行っています。
書類を作成する中でわからない点や疑問が生じた場合は、一度Answersにご相談ください。